ケガ・傷害

事故でむち打ちになった場合、弁護士に相談した方がよいのか

カウンセリングを受ける女性

車の追突事故の被害で特に多いのが、むち打ちの症状です。事故の後から出てくる症状で、治療が長引くこともあります。弁護士へ相談することのメリットや適切な治療を受けるためにどんなポイントがあるのか、考えてみましょう。

そもそもむち打ちって?

交通事故の被害でよく聞くむち打ちには、様々な症状があります。主に首の頸椎にダメージを受けて発症する症状ですが、正式に病院で診断される名称は、頸椎捻挫や頸部挫傷といった病名です。

どんな症状が出るのか?

首や肩を動かすと痛みが走ったり、頭が痛くズキズキする場合があります。重い場合は、吐き気やめまい、全身がだるいなどの症状が出ることもあります。また首だけではなく、肩、背中付近にも痛みが出てきます。

こんな場合は、むち打ちかも?

本人でも気づきにくい症状なので、いつもと違う痛みがあったり、違和感が続いたりすることで発見されることが多いです。
・首の周りが熱い、腫れている
・首や肩を動かしたときに突っ張ったような感覚がある
・頭が痛い、耳鳴りのような症状がある
こうしたいつもとは違う身体の異変に気付くなら、病院で診断してもらうことが大切です。

回復にはどれくらいかかる?

事故の大きさ、被害者側の年齢や普段の筋肉の使い方など、色々な要素が関係しています。数か月で回復する人もいますし、もっと長い時間が必要な場合もあります。
自分自身の感覚も大切ですが、傷みがなくなったら、むち打ちが回復したというわけではありません。医者の判断も仰ぎつつ、完治するまで治療することが重要です。通院などについて弁護士に相談するという方法もあります。

むち打ちは弁護士に相談すべき?

むち打ちの症状が出た場合でも、一般的にレントゲンやMRIといった目に見える形での診断が難しいことが多いです。むち打ちかどうかは、事故にあった当人の自覚症状で判断されることが多くなっています。首が痛いとか頭が重く感じる、という状態で判断されるため、いつまで治療を続けるかという問題が出てきます。ケースによっては、保険会社から治療打ち切りの打診が来ることもあります。

治療を続けるポイント

保険会社からの打診があったからといって、症状が治っていない場合は治療をやめる必要はありません。医者からのアドバイスも聞きながら、しっかりと治療を続けていくことが必要です。
弁護士は治療継続の必要がある場合、保険会社ときちんと交渉してくれるので、交通事故の案件に通じている弁護士に相談することも有効です。

後遺障害が残ってしまった場合

もし治療を続けても、むち打ちが治らなかった場合は、後遺障害認定の手続きが必要です。

後遺障害認定とは

事故による損害賠償などを被害者が請求できるのが慰謝料です。その中でも後遺障害慰謝料を受け取る際には、認定手続きを経て1等級から14等級までのどの等級になるかという認定を受けなければいけません。その等級に応じて、慰謝料を請求することが可能になります。認定されるかどうか、またどの等級になるかで慰謝料の金額が変わってきます。
算出方法は3種類あり、どの基準を適用するかによっても、金額が異なります。基準には、自賠責基準、任意保険基準、弁護士基準があります。弁護士基準は裁判での判定が出ている基準で、これが適用できれば被害者にとって最も金額が高くなり、十分な慰謝料を受け取ることが可能です。

まとめ

むち打ちは判断の難しい症状で、事故の大きさによってはかなり長引いてしまうことも少なくありません。自分で判断せずに、しっかり治療に専念できる環境に自身を置くべきです。交通事故の案件に強い弁護士は、保険会社との交渉や後遺障害の申請などを行ってもらえる、頼もしい味方です。少しでも良い条件で慰謝料を請求するために、早いうちにから相談してみるのも選択肢の一つです。